8020運動という取り組みがあります
厚労省と日本歯科医師会が行っている8020運動は、「80歳で20本歯を残しましょう」というものです。
80歳で20本を保たれている方の歯並び咬み合わせの状態の調査が、東京の文京区(①2000年度¹)と千葉市(②1998~1999年度²)で行われました。
共通していることとして、80%以上の方の歯並びはよく、反対咬合(受け口)や開咬の方は0%ということでした。日本人の受け口の割合は2~3%、開咬の割合が2~6%程度と言われています。
8020達成者において、ともに0%であったというのは興味深いデータで、歯の残存に大きな影響を及ぼすことが明らかになっています。
※①竹内史江, 宮崎晴代, 茂木悦子, 他: Dental Prescale®を用いた8020達成者の咬合調査, 歯科学報, 105(2): 154-162, 2005.
※②宮崎晴代, 茂木悦子, 一色泰成, 他: 8020達成者の口腔内模型および頭部X線規格写真分析結果について, 日矯歯誌, 60(2): 118-125, 2001.
正常咬合
84.6%
出っ歯
15.4%
受け口
0%
開咬
0%
成人矯正のメリット
口元のコンプレックスの
解消
顔のバランスが
整う
発音が
きれいになる
歯みがきが
容易になる
歯みがきが容易になることで
口腔内のトラブルを予防する
頭痛や肩こりの改善に
つながることがある