ブリッジは設計・状況によって予後が大きく変わります
トラブルを起こしやすいブリッジの例を示します。そのようなブリッジと比較してインプラント治療は、支えとなる歯を必要としないため、長期的に安定することが多く、またそうなるように治療計画を立てることを心がけています。
トラブルを起こしやすいブリッジ
ロングスパン型ブリッジ
2本以上の欠損歯に対するブリッジのことを言います。
例えば、2本の欠損歯を2本で支えている場合、4本分の力を2本で支えていることになります。そのため、支えとなる歯には大きな負担がかかっています。
延長型ブリッジ
両端で支えていない、片側型のブリッジのことを言います。
支えとなる歯に大きな力がかかりやすく、ブリッジの脱離、歯根の破折、支えている歯が揺れるなどの症状が起こりやすいです。
支台となる歯の
神経の処置を行っているブリッジ
歯の神経の処置を行っている場合、神経が生きている歯よりも強度が弱くなっています。また、金属の土台を入れているブリッジはさらに、予後が短いことが明らかになっています。p>
支台となる歯が
傾斜しているブリッジ
傾斜している状態でのブリッジは、維持力が低下し脱離しやすく、結果的にブリッジをかけている歯がむし歯になることがあります。また、咬む力の方向性が異なることで、歯の根に負担がかかり、破折、炎症の原因になります。