院長のご紹介
院長監物 真MAKOTO KENMOTSU
けんもつ歯科クリニック院長の監物 真と申します。
栃木県宇都宮市で生まれ、高校卒業まで茨城県水戸市で過ごしました。高校卒業後、東京歯科大学歯学部に入学し、在学中は勉強やサッカーに励む日々を送りました。
歯科大学卒業後は東京女子医科大学歯科口腔外科に入局し、5年間研鑽を積んでまいりました。
当時の教授である扇内秀樹先生はじめ、色々な先生方にご指導いただきながら、様々な病気をお持ちの患者様の歯科治療、口腔外科治療を行いました。
また、在籍中は救命救急センター、麻酔科、放射線科で、それぞれ4ヶ月間研修を行いました。救命救急センターでは、テレビで見たような一刻を争う救急医療の現場を実際に見ることができ、麻酔科では手術時、術後ICUなど全身管理の重要性、放射線科では頭頸部領域の放射線治療を中心に、全身様々な領域の治療を学ぶことができました。東京女子医科大学時代に一般の歯科医師では経験できない、とても貴重な経験を積めたこと、医科の先生たちに親切に教えていただき、学べたことが自分の人生で非常に大きなものになっています。この経験があって、歯科に偏らない医療人としての基礎を築けたと確信しております。
高齢化社会とともに、様々な内科的な病気をお持ちの患者様が増えてきております。高血圧症、糖尿病、心筋梗塞などの基礎疾患をお持ちの方の歯科治療を、患者様が受診されている病院の先生と連携して行ってまいります。また、高度な設備が必要な症例や専門性が求められる治療が必要な患者様には、近隣の総合病院歯科口腔外科をご紹介しています。当院向かいの産婦人科医院をはじめ、近隣の内科医院と緊密な医療連携が行っておりますので、妊娠中の患者さまや基礎疾患をお持ちの方も安心して通っていただける環境を作っています。
そして、私は日本有病者歯科医療学会から認定された認定医であります。患者様が安心して歯科治療を受けることができます。様々な学会、講習会に参加し、日々進歩する医科の情報をアップデートしています。
2010年からは東京歯科大学臨床検査病理学講座の大学院に入学しました。臨床検査病理学講座は井上孝教授のもと、基礎研究と臨床の懸け橋として立ち上がられた、病態を知る病理学と検査を専門とする講座です。
私は大学院時代に歯の神経を構成する細胞に関する研究を行い、臨床の現場では病理組織診断、金属アレルギー外来、ドライマウス外来、味覚異常外来を行ってまいりました。
学位論文ははイギリスの雑誌に掲載されています。
病理学、臨床検査学を学べたことは、私が日々臨床をおこなう上で、非常に役立っております。
開業前の3年間はけんもつ歯科クリニックを開院に向けて、様々な経験を積みたいと思い、非常勤として様々なクリニック、施設に勤務してまいりました。
勤務先が日本口腔インプラント学会専門医、日本歯周病学会専門医、あるいは小児歯科を専門に行っている院長の歯科医院でしたので、最新、高度なレベルの治療で、乳幼児からご高齢の患者様が来院されるクリニックで研鑽を積み、治療を行ってまいりました。
また、特別養護老人ホームや高齢者住宅、居宅への訪問診療も行い、様々な理由で外来通院できない患者様の治療を行い、食事をとりにくい患者様には食事支援や摂食嚥下検査も行ってきました。
そのような幅広い経験を生かして、患者様の治療、健康維持のお役にたちたいと考えております。
患者様一人ひとりに合わせ、
分かりやく丁寧な説明を行うよう心掛けています
患者様にとって、親しみをもって通いやすいアットホームなクリニックと感じてもらえることを心がけています。
私の出身校である東京歯科大学の建学、発展に尽力された血脇守之助先生の「歯科医師たる前に人間であれ」という言葉があります。
これは「歯科医師という歯科技術に秀でただけの職人になってはいけない、先ず、人格を陶治し、社会人として恥ずかしくない立派な歯科医師であれ」ということです。私は皆様と歯科医師としてだけでなく、人として皆様に接してきたいと考えています。
医療の世界は日々進歩を続けています
新たな情報を入手するようアンテナを張り、アップデートに努めます。
技術的には学会、セミナーに参加し、先端の技術、治療法を取得できるようにいたします。
私は、母校である東京歯科大学病理学講座の非常勤講師も兼任しています。
近年、歯科医師国家試験の難易度が高くなっており、学生教育が重視されています。ちなみに、東京歯科大学の国家試験合格率は全国順位1位を維持しています。私も微力ではありますが、非常勤講師として定期的に学生教育のサポートを行っております。
学生教育同様、患者様にも治療内容をわかりやすくご説明いたします。皆様のご来院をお待ちしております。
略歴
- 東京歯科大学卒業
- 東京女子医科大学歯科口腔外科で研鑽
- 東京歯科大学臨床検査学研究室にて学位取得
- 都内、神奈川県内の歯科医院勤務
- 東京歯科大学病理学講座 非常勤講師
- けんもつ歯科クリニック開業
所属学会
- 日本歯周病学会
- 日本臨床歯周病学会
- 日本有病者歯科医療学会
- 日本口腔外科学会
- 日本口腔インプラント学会
- 日本口腔検査学会
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
- 日本小児歯科学会
- 日本睡眠歯科学会
- 新潟再生歯学研究会
- PSTP FIDI
資格
- 日本歯周病学会認定 歯周病認定医
- 日本有病者歯科医療学会 専門医
- 日本口腔検査学会 認定医
- インフェクションコントロールドクター
受賞歴
優秀ポスター賞受賞
平成21年7月31日(札幌市)
第20回日本口腔病理学会総会・学術大会
上下唇に発生した多発性MALTリンパ腫の1例
監物 真,三輪恒幸,木村 裕,松岡海地,松坂賢一,橋本貞充,井上 孝
学会発表
一般歯科診療所における唾液検査の統計学的検討
監物真
第11回日本口腔検査学会総会・学術大会:平成29年8月25日, 東京都
日本口腔検査学会雑誌、11:44, 2019
一般歯科診療所におけるHBV、HCV感染症検査の統計学的検討
監物真、木下安紀子、三輪恒幸、松坂賢一、井上孝
第2回日本口腔検査学会総会・学術大会:平成21年10月4日, 広島市
日本口腔検査学会雑誌、2:89, 2010
ラット培養歯髄由来Side Population(SP)細胞の骨造成への応用
監物真, 松坂賢一, 井上孝
日本口腔インプラント学会総会・学術大会:平成21年9月25日, 大阪市
日本口腔インプラント学会雑誌, 22:130, 2009
上下唇に発生した多発性MALTリンパ腫の1例
監物 真,三輪恒幸,木村 裕,松岡海地,松坂賢一,橋本貞充,井上 孝
第20回日本口腔病理学会総会・学術大会:平成21年7月31日, 札幌市
ORAL MEDICINE & PATHOLOGY, 14:68, 2009
Age-related Changes in Side-population Cells of Rat Dental Pulp
Makoto Kenmotsu, Eitoyo Kokubu, Akiko Yokoyama, Kenichi Matsuzaka,
Hiromi Ochiai, Toshihumi Azuma, Takashi Inoue
87th General Session and Exhibition of International Association for Dental Research April, 1-4, 2009, Miami, USA
J Dent Res (USB memory) 88 (Special Issue A), #125, 2009
若齢および加齢ラット歯髄SP細胞の解析
監物 真、国分栄仁、横山暁子、松坂賢一、吉成正雄、落合宏美、東俊文、井上孝
第285回東京歯科大学学会例会:平成20年6月7日, 千葉市
歯科学報, 108::184, 2008
右側下顎枝部に発生したX線透過性病変の1例
監物 真、松坂 賢一、村上 聡、三輪 恒幸、Sultan Zeb Khan、福本 英樹、渡辺 千秋、田中 陽一、井上 孝
第18回日本口腔病理学会総会・学術大会:平成19年8月10日 岐阜市
プログラム・抄録集 42. 2007
腎透析患者の顎骨に発現した腎性骨異栄養症の2例
監物 真、星野 真、扇内洋介、安藤智博、扇内秀樹
第50回日本口腔外科学会総会:平成17年10月24日 大阪府
日本口腔外科学会雑誌,51:Suppl. 126,2005
インプラントによるオーラルリハビリテーションに腸骨移植を併用した2例
監物 真、藤井俊治、星野 文、片岡利之、日高敏郎、太田嘉英、金子明寛、扇内秀樹
第35回日本口腔インプラント学会総会:平成17年9月17日 弘前市
日本口腔インプラント学会雑誌,19:62-63,2006
抗凝固療法患者にける口腔外科手術管理の検討
-ワーファリン®からヘパリン®へ変更して管理した3例について-
監物 真、桑澤隆補、深田健治、扇内洋介、扇内秀樹
日本有病者歯科医療学会総会:平成17年3月13日 名古屋市
有病者歯科医療雑誌,14:132,2005
インプラントによる下歯槽神経損傷に対する大耳介神経移植 特に病理所見について
高崎義人, 渡辺玲子, 高野正行, 柿澤卓, 監物真
日本口腔外科学会総会・学術大会:平成21年10月10日, 札幌市
日本口腔外科学会雑誌, 55:281, 2009
骨髄由来SP細胞の筋線維への分化について
阿部伸一, 監物真, 井出吉信, 吉成正雄
第113回日本解剖学会総会・全国学術大会:平成21年3月28日, 岡山市
解剖学雑誌, 84:157, 2009
下顎に発生したBasaloid squamous cell carcinomaの1例
神津由直, 監物真, 椎葉正史, 横江秀隆, 丹澤秀樹
第53回日本口腔外科学会総会・学術大会:平成20年10月20日, 徳島市
日本口腔外科学会雑誌, 54:147, 2008
上顎前歯部に発生したOsteoblastoma の一例
三輪恒幸、監物 真、村上 聡、音成 実佳、高崎義人、高野正行、柿澤 卓、松坂賢一、田中陽一、井上 孝
第18回日本口腔病理学会総会・学術大会:平成19年8月11日 岐阜市
プログラム・抄録集 62. 2007
30年間放置された巨大な下顎血管腫の一例
慮 靖文、武田栄三、浜瀬真紀、作間 巧、内山健志、高野伸夫、柴原孝彦、監物 真、松坂賢一、井上 孝
第182回日本口腔外科学会関東地方会:平成18年12月2日、千葉県
日本口腔外科学会雑誌,53:334、2007
Quinke浮腫の臨床統計
岡愛美子、内山博人、監物 真、安藤智博、扇内秀樹
第60回日本口腔科学会:平成18年5月11日 名古屋市
日本口腔科学会雑誌,56:204-205,2007
OK-432局所注入によるガマ腫・粘液嚢胞の治療経験
赤松一成、西原 昇、監物 真、片岡利之、岡地明子、安藤智博、扇内秀樹
第179回日本口腔外科学会関東地方会,平成17年6月25日 東京都
日本口腔外科学会雑誌,52:43-44,2006
論文
海外の雑誌に私の論文が掲載されています。
2014年 | 下唇のできものについての論文 |
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2009年 | International Journal of Oral and Maxillofacial Implants(JOMI)というインプラントに関する雑誌へ掲載 |
2010年 | International Endodontic Journal(IEJ)という根の治療や歯の神経に関する雑誌(歯科業界では世界的に権威のある雑誌)へ掲載 |
Kenmotsu M, Mateuzaka K, Inoue T
Angioleiomyoma of the lower lip: Report of a case and review of the literature
Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medichine, and Pathology 26: 252-254, 2014
Kenmotsu M, Kokubu E, Matsuzaka K, Azuma T, Inoue T
Analysis of Side Population cells derived from the dental pulp tissue.
International Endodontic Journal 43: 1132-1142, 2010
Cha JY, Lim JK, Song JW, Sato D, Kenmotsu M, Inoue T, Park YC.
Influence of the Length of the Loading Period After Placement of Orthodontic Mini-implants on Changes in Bone Histomorphology: Microcomputed Tomographic and Histologic Analysis.
International Journal of Oral and Maxillofacial Implants. 24:842-849, 2009
一般歯科診療所におけるHBV、HCV感染症検査の統計学的検討
監物真、木下安紀子、三輪恒幸、松坂賢一、井上孝
日本口腔検査学会雑誌、2:65-68, 2010
抗凝固療法患者における口腔外科手術管理の検討
-ワーファリン®からヘパリン®へ変更して管理した3例について-
監物真、桑澤隆補、扇内洋介、片岡利之、佐々木亮、扇内秀樹
有病者歯科医療雑誌,15:109-114,2006
出版物
臨・学・産・官の連携が拓く歯科臨床検査の未来 歯科医師会と連携して行う口腔癌検診 口腔癌検診におけるThinlayer法を用いた液状細胞診の臨床的検討
監物真、木下安紀子、三輪恒幸、松坂賢一、井上孝
日本口腔検査学会雑誌、2:65-68, 2010
口腔アンチエイジングによる生体制御 若年および加齢ラット歯髄SP細胞の分離
監物真
歯科学報, 109:39-41, 2009
再生医療の現在・未来
井上孝, 松坂賢一, 監物真, 吉成正雄
補綴臨床, 41:34-43, 2008
スタッフのご紹介
けんもつ歯科クリニックの歯科治療は
「噛める」状態をつくるだけでは
ありません
噛める環境を整え、そこに「正しい食生活」を加えることが大切です。そうすることで、むし歯にならない、全身の健康に繋げることができると考えています。
歯科医師、歯科衛生士、そして栄養士が連携をとり、患者さまに応じた食生活をご提案できるよう取り組んでいます。
歯科衛生士チーム
患者さまに合わせたアドバイスを行います
私たち歯科衛生士は、たくさんの時間を患者様と接します。
ブラッシング指導や歯石除去、歯周改善の他にも、実際にお口の中の写真を見ていただき説明を行ったり、患者様のお口の中に合った歯ブラシやケア用品をご提案したりと多岐にわたります。
より良い治療を患者様にご提案するためにも、セミナーの参加や、院内勉強会などを積極的に行い、スキルアップや情報のアップデートに努めています。
専門的な処置で患者様の口腔内の健康を保つお手伝いをすることはもちろん、毎日の生活の中でのアドバイスもできればと思います。
歯科助手チーム
私たち歯科助手は、皆様が来院されてから治療を終え、帰られる時まで快適に過ごしていただけるように努めています。
歯科が苦手な患者様は大勢いらっしゃいます。しかし、痛みが出てしまっては通院しなければなりません。不安や恐怖ももちろんあると思います。そんな時でも、私たちが温かく笑顔でお迎えし、少しでもリラックスしてお待ちいただければと思います。皆様が気分のよい時間を過ごせるように心がけています。
また、歯科医師、歯科衛生士との連携も大切です。チーム一丸となって診療をサポートし、より快適に治療を受けていただけるよう常に考えて行動していきます。
皆様のご来院お待ちしております